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投資が必要な3つの理由

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投資が必要な3つの理由

投資が必要な理由

投資はお金持ちの人やお金持ちになりたい人だけがするものなのでしょうか?

世界的な金利の低下、少子高齢化、年金財政の悪化、将来的なインフレ懸念等、私達を取り巻く環境は大きく変わってきています。

これらの環境の変化に対応すべく、すべての人に投資が必要となってきます。

投資が必要な理由は主に3つ

  1. 超低金利時代
  2. 老後生活の不安
  3. インフレ対策

 

理由#01 貯蓄から投資の時代へ

昭和バブル時代は銀行の定期預金の金利が6%を超えていました。これは10年貯金すれば元本が倍近くになる高金利でした。

しかし、日本では1990年代から経済成長率が低下し、それに合わせて国債利回りや預貯金の金利が低下してきました。今の時代は定期預金は0.001%程度の超低金利時代で、ただ銀行に預けていても資産はほぼ増えません。資産を効率的に増やしたければ、金融商品などへ投資をしてリスクをとらなければならない時代となっているのです。

また、日本銀行の資金循環統計(2016年)によると、家計の金融資産のうち、現金・預金の割合は約53%と約半分で、米国(14%)やユーロ圏(34%)と比較すると、現金や預金の比率が高い傾向にあります。そして家計に占める投資の割合は15%と低いことからも分かるように、日本では投資はまだ馴染みのある一般的なものではありません。

日米の20年間の金融資産の推移を見てみると、資産運用が盛んな米国の方が資産を大きく増やせていることがわかります。

ポイント

今の時代は預金ではお金が増えないため、増やすためにはリスクをとって金融商品などへの投資が必要

理由#02 老後2,000万円問題

少子高齢化等を背景に年金財政が悪化しており、年金だけでは十分に生活費を賄えず、預金を取り崩してて生活しなければなりません。また、ゆとりある生活をおくるためや、老後の健康不安などの万が一のときに備えて、若いうちから蓄えを増やしておく必要があります。

老後に2,000万円の蓄えが必要な理由

老後の家計収支(例:夫婦無職世帯)の例で考えると、

・平均的な実収入:23.7万円
(社会保障給付:21.7万円)

・平均的な支出:26.5万円
(食費・住居・光熱費・通信・娯楽など)

これらの不足分は毎月3.3万円となり、年間では40万円が不足する計算となる。

老後30年とした場合、約1,200万円の不足となり、ここにゆとりある生活費(万が一の費用含む)約800万円を加えると、合計で約2,000万円が必要となる計算である。

ポイント

ゆとりある生活をするためには老後30年で約2,000万円の蓄えが必要である

理由#03 何もしなければお金は減る

お金の価値はお金の値段そのものではなく、そのお金で何が買えるかによって決まり、モノの値段が変れば、お金の価値は変わるという理解が大切です。

政府日銀は2%のインフレ率を目標に金融緩和をしており、低金利でお金がなかなか増えないのに将来的にモノの値段だけが上がり続けるインフレが進行してしまう懸念があります。

 インフレ率2% > 銀行預金の金利0.001%

すなわち、何もしない(=貯金する)ということがお金の価値の目減りが進行し続けるので、リスクとなりえます。

ポイント

何もしない(=貯金する)ということがお金の価値の目減りが進行し続ける

このように定年したら貯蓄・投資は終わりではなく、給与等の定期的な収入がなくなるからこそ、インフレ対策等、お金の価値を減らさないための投資が必要となります。

どのように対策をしていくは次回以降でご説明します。

まとめ

  • 今の時代は預金ではお金が増えないため、増やすためにはリスクをとって金融商品などへの投資が必要
  • ゆとりある生活をするためには老後30年で約2,000万円の蓄えが必要である
  • 何もしない(=貯金する)ということがお金の価値の目減りが進行し続ける

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